ポストコロナおどろきのPR効果
 
 

前回に続き、オンライン勉強会で自宅にいる子ども達をつなぎ、大学生に個別指導してもらいながらその間、パパママは仕事に集中できるというTokyo Cross Point開催 寺子屋オンライン2回目は平日でした。わたしがリモートワークでアメリカからのウェビナーに参加している最中だったので、学習内容に目を通すことはできず。一方で息子はまったく平気。安心して楽しみながら、PCのむこうのお兄さんお姉さんと一緒に進んでお勉強しています。同じテーブル上、2メートル先で、親子それぞれが自分の世界を大切にできるありがたさが身に沁み、新しい発見がありました。

目の前のパラリンピアン、プロの教え

寺子屋オンラインで、わたし自身学びになっているのが、ゲストスピーカーの話です。初回の登壇者はパラリンピアン、プロ車いすアスリートの廣道 純氏。1973年生まれの46歳、シドニー(800m銀)、アテネ(800m銅)、北京、ロンドン、パラリンピック4大会連続出場の世界トップ選手から直接話を聞ける幸せ。

「僕もこうやってリモート会議するのは初めてです」とニコニコする廣道氏は、自己紹介のはじめに子どもの頃の写真を見せてくれました。モトクロスバイクに乗ったり駆けっこしたりと活発な幼少期の後、高校1年の時、バイクに乗って事故を起こし脊髄を損傷。突然、車椅子生活が始まります。

そしてまだ入院時に、周りに車椅子レースを見せてもらい、その魅力に取りつかれます。それから半年も立たない退院後、17歳でトレーニングを始め、海外遠征のために英語を勉強し、パラリンピックで2つものメダルに輝いています。画面越しに廣道氏のメダルもりゅうりゅうとした筋肉も見せてもらって、まさにスペシャルな時間です。

廣道氏は「脊髄損傷したけど生きている、だから車いすレースができるようになり、世界のトップ選手と戦える。車いすレースができるようになって本当に嬉しい」「今、コロナでいろいろなことができないけど、それは新しいことができるということ。絶対に良いことがある機会になる」と子ども達を勇気づけます。

いえ、大人こそ勇気づけられ、PRのプロとしての道を精進しようと思います。

2回目のゲストスピーカーはKOZAKIKAKU代表取締役/ブランディング・ディレクターの小崎直利氏でした。わたしは別のウェビナー終盤にチラっと子どものスクリーンを見ると、デザイン、デザイナーとはなにか、をわかりやすく解説している場面でした。自分の聴講が終わり、急いで息子の隣に座って小崎氏の話に参加。

語りかけられたのは「 デザイナーに必要な力は、みる力、かんがえる力、つくる力、せつめいする力です。 」とのメッセージでした。子どもに、仕事の魅力を気づかせ、未来に思いをはせるきっかけを作る、すばらしいクロージング(締め)だと思いました。

寺子屋オンライン 初回スピーカー パラリンピアン、プロ車いすアスリート 廣道 純氏(左)、Tokyo Cross Point運営者 奥澤高広氏(右)
寺子屋オンライン 第2回 KOZAKIKAKU代表取締役/ ブランディング・ディレクター 小崎直利氏のお話タイム

PRが生む幸せな出会い

わたしたち、なぜ仕事をしているのでしょう?決しておカネのため、会社のためだけではないはずです。自分が自分らしく生きるため、自分の大切な人を幸せにするため、ではないでしょうか。その仕事をPRしていけば、しあわせな出会いがあります。

「つながる人はつながるようになっている」という必然性は、自身のIABC APAC登壇を迎え、ブレイクスルー・スピーキング代表リップシャッツ信元夏代氏、 ウーマンズ リーダーシップ インスティテュート代表取締役 川嶋治子氏との会話から生まれた気づきでした。 自分がさずかった転職に邁進していれば、きっと出会うべく人と出会うのです。
関連記事:
削ぎ落す勇気、ありますか?
変わる六次のへだたり
COVID-19を超えるWebinar」 録画:YouTube スライド:SlideShare

今、個々人が共感でつながるSNS効果が、外出自粛下の生活のデジタル化によって大きくなっているそして大人の仕事、子どもの学習を大きく包み込んでいます。

早稲田大学大学院(WBS)にて開催「リップシャッツ信元夏代さんに学ぶ世界で勝てるプレゼン術」講演会
リップシャッツ信元夏代氏(左)、 川嶋治子氏 (右)

上司も子どももマルチダイバーシティ

とはいえ、リモートワーク、ホームスクーリングのすべてがバラ色という訳ではありません。だからこそ、誰もが気をつけなければならないのが、「これまではこうだったのになぜ同じことができない?」という古い画一的な思考が成長の足をひっぱる現象。つまり多様性の欠如です。

例えば、日経DUAL「今知っておきたいダイバーシティマネジメント入門(中)」で法政大学教授 田中研之輔氏はこう指摘します。

日本企業の「上司あるある」の一つに、「トップセールスマンがマネジャーに昇進し、自分と同じ働きぶりを部下に求め」、その結果「部下が疲弊する」という現象がある。
若手社員が育休や副業を申し出れば「どうしてお前だけ」と白い目を向け、リモートワークをすれば「家でさぼるんじゃないか」と疑う――。
こうしたアンチダイバーシティ層社員は変化に対応する力が弱く、新しい価値観を受け入れられない。そして同質でない人材を排除しようとする。

もしかして周りにこういう困った上司いませんか?これはまさに、多様性の欠如の典型です。勇気をもって指摘してあげたい。

多様性が成長を促します。 「今知っておきたいダイバーシティマネジメント入門(下)」 で田中氏はこう続けます。

子どもたちに仕事をする姿を見せ、働く意味を語り、働くリアルを見せることが大事。在宅勤務は、そういった意味でチャンス。
子どもの「好き」を複数伸ばし、「マルチアイデンティティー」を育てることはキャリアの芽に育つかもしれない「資本」。
自分の中に、複数のアイデンティティーを持つことで、他人の価値観をも受け入れやすくなり、社会にダイバーシティを生み出す力につながる。

ダイバーシティは個人も社会も強くする。既存の政治経済を超えた思考が求められている。多様性はコロナを超えるために必要なのです。

外に出られないからこそ、ぜひ自分の声を上げましょう。一人では勇気が出ない…という場合は、 Tokyo Cross Point PTAを楽しむ会日経xwoman Terraceのようなフラットな場、サードプレイスで 仲間を探しましょう。もはや物理的な場所に拘束されることはないのです。

自分の心を開きあなた自身のやるべきことをPRしましょう。違いのビジビリティ(視認性)を上げ、社会の彩を豊かにしましょう。
それがポストコロナの新しい社会の在り方だと信じています。

PR事例カテゴリの最新記事