大学PRのポイント「楽しさは伝播する!」

大学PRのポイント「楽しさは伝播する!」
 
 

2020年新卒の野口貴晃です。出身は香川県、近畿大学 経営学部 経営学科を卒業してこの春、上京しました。前代未聞のコロナには戸惑いがちですが、社内にはつい先日まで在籍していた大学のPR事例もたくさんあり、身近なところから学んでいけると意気込んでいます。そこで、卒業したばかりの大学PRについて考えてみたいと思います。

近畿大学で学んだこと

少子化に直面する大学は、いまや学業以外の取り組みも含めて幅広く知名度や人気を集めなければ、存続が難しくなっています。 母校の近畿大学が、学生を集めるために行った取り組み3点を紹介します。

派手な入学式

高校生まで、入学式は堅苦しく行われるイメージがありました。しかし、近畿大学は違います。下町の東大阪の工業地帯で行われたそれは、式というには晴れやかすぎて、まるでSHOWでした。二部構成からなり、学長のあいさつなど第一部は早々に終了、すぐさま第二部に進行します。

するといきなり、卒業生として名高い有名アーティスト(私の時は伝説のつんく♂さん)が現れライブが始まりました。プレスリリースなど見ていない学生には、事前ネタバレすることなく、完全なサプライズです!!

生徒たちは「ええええ~!!」と声を上げて驚きながらも、すぐさま携帯電話のライトをペンライト代わりにして、光の海を作り出しました。つんく♂さんも、まるで練習していたかのように対応していく私たち生徒に驚きながら、一緒に盛り上がります。

ライブが終わるとPOPな曲と共に、 つんく♂さんプロデュースで私たちの入学式の為に結成されたパフォーマンス「KINDAI GIRLS」が、歌とダンスのパフォーマンスで会場を盛り上げます。最後は大きな霧をまとう特殊効果と共に式は終了。入学式の厳かなイメージを打ち破り、派手なエンターテインメントによるわくわく感でいっぱいでした。

芸能人がうろつく校内

校内では、テレビや雑誌、新聞の取材が頻繁に行われていました。いつも学校に行くと校門前に取材クルーがいて、誰かにインタビュー中。そんな横を通って通学することが日常なのです。

テレビ取材になるともちろん有名人もきます。私も校内で、大阪の師匠と呼ばれる芸人さんや、岡山弁を使うブレイク中の芸人さん、大阪のお化け番組の探偵などが撮影をしているところを何度も見かけました。有名人を横目に見ながらの登校は、何とも特別な高揚感が感じられるものでした。

圧倒的な認知度

大阪にいたときはもちろんですが、東京に来ても母校の圧倒的な認知度を実感します。一例が、銀座のコリドー街、会社の目の前にある 近畿大学水産研究所の人気ぶりです。私も新人歓迎ランチに連れて行ってもらい、御礼に近大マグロの小話をすると喜んでもらえて、思わず得意満面です。

大学名が知られているところはたくさんがありますが、「何をしているか」の詳細まで知られているところは唯一無二。近畿大学について興味を持ってもらえるので、学生としても入学式や不思議な日常のことを楽しく話すことができます。こうして学生が日々の会話の中で、勝手に大学の名を広めているのです。

コロナ超え、ニューノーマルを目指す今、私も前例にとらわれない楽しいPR提案を提供できるよう努めたいと思います!

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