オンラインが可能にする高校生のムーンショット、SDGsの舞台は宇宙へ

オンラインが可能にする高校生のムーンショット、SDGsの舞台は宇宙へ
 
 

この夏、コロナ下で2回目となったオンライン開催を伴う「FOCUS 第4回全国高校生SRサミット」に 100校を超える国内外の高校生たちが参加しました。 新たな試みとして小学生や中学生も参加し、 大学生や大人のメンターの支援を受けて開催。「混ざって創る、混ざって変わる、違いを楽しめ」を合言葉に、それぞれが人類が月に到達する ムーンショットのように歴史を変える社会課題解決のアイディアを膨らませ、 SDGs 達成のためのプレゼンテーションを展開 。 最終日の最後は、一人ひとりが個性を発揮する熱いPRタイムを繰り広げました。

時を同じくして、世界初となった無観客五輪の開始直前には、米アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジン社の宇宙船「ニューシェパード」が、宇宙旅行へ出発。分単位の飛行を終え無事に帰還しました。長引くパンデミックや天災、人災などの挑戦に立ち向かおうと、人類は地球の可能性を広げようと宇宙を研究しています。

誰ひとり取り残さない地球の持続性達成の舞台は、実は宇宙そのものなのです。

2つのギネス記録、オールJAXAの勝利

昨年11月17日(日本時間)、 米テスラ創業者イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースX社の宇宙船「クルードラゴン」は、 宇宙を早20年以上飛び続ける国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功。その中にはJAXAの野口聡一氏ほかNASAの3名の宇宙飛行士が搭乗し、今年2021年5月2日( 日本時間 )に167日間の宇宙滞在を終えて ISSから自律的に離脱、無事に帰還しました。 今回の最初のクルードラゴンは、世の中の様々な課題と戦うために、強靭さ、打たれ強さ、しなやかさを意味する「レジリエンス」と命名。今回搭乗したのは男性、女性、白人、黒人、アジア人からなる多様なメンバー。まさに多様性から生まれる強みを発揮しました。

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動画提供:JAXA YouTube【野口宇宙飛行士 帰還生中継番組】 野口さん。「地球におかえりなさい!」TV 2021年5月2日 #挑戦をやめない

なかでも55歳で3回目の宇宙長期滞在に乗り出し、4回目の船外活動を成し遂げたJAXAの野口聡一氏は、
①15年のブランクを空けて2度目の宇宙船外活動を実現
②スペースシャトルによる滑走着陸、ソユーズによる地上へのパラシュート降下、そして今回クルードラゴンの海上への着水という3つの異なる手段で地球に帰還した
という2つの世界初の功績が認められ、ギネス記録を獲得しています。

2か月のリハビリを終えてにこやかに7月9日のJAXA記者会見に臨んだ野口氏は、「これはオールJAXAへの賞賛。有人宇宙船をもっていない日本の調整、外交能力の証であり、文部科学省、監督官庁を含めた勝利」と喜びを述べました。

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動画提供:THE PAGE 宇宙飛行士・野口聡一さんが帰国会見 5月にISSから帰還(2021年7月9日) #thepage_jp #記者会見 #JAXA

SDGsに取り組む高校生とサポーターたちが混ざり合うオンライン イベント開催や、世界記録を伝えるオンライン記者会見の動画配信は、 コロナに立ち向かう変革を象徴しています。誰もが自宅からオンラインで、若い世代の智慧や、世界の偉業を直に聞く機会を得ることができるのはまさに時代の福音。世の中を良くするPR会社には、さらなる貢献と精進が求められています。

運営者情報
共同ピーアール株式会社

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