30時間にわたる新入社員向けAI集中研修を実施
AI時代のPR人材に求められる思考力と実装力を習得
業界初となる「フルAIシフト宣言」をしている総合PR会社 共同ピーアール株式会社は、AI時代の広告・PR人材に求められる思考力と実装力を習得させることを目的とした新入社員向けAI集中研修プログラムを4月6日~10日までの5日間計30時間実施いたしました。

■ 実施の背景
当社は、昨年8月に「フルAIシフト宣言」を発表して以来、グループ約400名に対して、生成AIの活用を前提の業務環境づくりを進めています。経営層自らがAIエージェントを日常業務に実装し、中上級者にはAIエキスパート講座を展開しています。これまで、全社員向けて実施してきたAIリテラシーの底上げを、今回は新卒まで拡げて実施いたしました。
本カリキュラムは外部研修会社への委託を一切行わず、社内のAI推進担当が、プログラムの設計から講師までを直接行いました。取締役会長の谷鉄也もカリキュラム設計に参加し、自ら講師として教壇に立っています。谷は「AIシフト宣言」の発案者であり、18のAIエージェントを自ら構築・運用する実践者です。トップが新入社員の前に立ち、AIの基礎からグループのAI戦略までを直接語ることで、「この会社は本気でAIを導入している」という温度を初日から伝えました。
■ プログラム概要
1日6時間、午前・午後の二部制で、座学と演習を交互に配置。学んだ内容をその日のうちに手を動かして定着させるプログラムになっています。
〈1日目:知る〉
午前は、AIの最新トレンドと基礎知識、グループのAI戦略、セキュリティとリスク管理、そしてロジカルシンキングの基礎。
午後はプロンプトエンジニアリングに充て、指示の出し方、具体性と構造化、良いプロンプトと悪いプロンプトの比較を実践演習で体得します。
〈2日目:使う〉
午前は、マーケティング基礎としてSTP、4P、カスタマージャーニーなどの基本フレームワークとAIとの融合。
午後はGeminiおよびNotebookLMを使った情報整理・要約・対話型リサーチの実践。Deep Researchの活用からテーマ設定と深掘りリサーチまでを体験します。
〈3日目:見る〉
午前は、先輩社員によるAI活用事例の紹介。実際の業務でAIがどう使われているかを具体的に見せます。
午後はAI活用による自動化をテーマに、繰り返し業務の効率化やAIでの業務改善手法を学びます。
〈4日目:作る〉
午前は、バイブコーディング(Vibe Coding)。アンドレイ・カーパシー氏が提唱し世界的に広がるこの手法を、テトリスの制作、Webページの作成、提案プロトタイプの構築という三段階の演習を実践します。
午後は、AIエージェント入門として、エージェントの概念とマルチエージェントの仕組みを学んだ上で、最終日の課題ワークに着手します。
〈5日目:発表する〉
午前は、課題ワークの仕上げ。チームでの企画・制作・最終調整を行います。
午後は、チームプレゼンテーションとして成果発表、相互フィードバック、経営陣による講評を実施します。

■ 最終演習と実装
最終演習は、当社と新東通信が事業として実際に運営をしている“映(ば)えるグルメ”の情報サイト『ばえめし』を題材として、AIを駆使して銀座活性化につながるグルメ情報サイトをコンセプトからコンテンツまで企画に取り組みました。最終演習はグループワークとして行い、5日間の研修で習得した構造化思考、マーケティングフレームワーク、AIツールの活用を総動員してプレゼンテーションを行いました。
架空の課題ではなく自社の事業を対象にしたのは、提案の本気度を引き上げるためです。提出された複数の提案のうち、実装可能性の高いアイデアは経営陣が採択し、同時期に開催中の主催イベント「銀座街バル2026」との連動企画として実施いたします。研修の最終日に提案し、同月にはその施策が自社メディアで取り上げられる。「研修は研修、実務は実務」という区分を意図的に廃し、入社初週から自分の仕事が世に出る体験を設計しています。

■ 今後の展開
共同ピーアールおよび新東通信グループは、本研修を新卒教育の標準プログラムとして毎年継続します。カリキュラムの設計思想および教材の一部については、業界向けに順次公開することも検討しています。AI時代の広告・PR人材育成のモデルケースとして、業界全体のリテラシー向上への貢献も視野に入れてまいります。
証券コード:2436