内部告発セミナー<協力:朝日新聞社ジャーナリスト学校>
締切日
2019.04.22
開催日:2019年4月23日(火) 13:00~17:00 <受付開始 12:30>
対象者
広報、総務、危機管理、コンプライアンス部門の責任者・担当者
日時
2019年4月23日(火) 13:00~17:00 <受付開始 12:30>
講座概要
日本では最近も日産ゴーン事件をはじめ、品質データ偽装、燃費偽装、不正会計、無資格検査等、企業不祥事が続発し、ますます危機管理の重要性が再認識される日々が続いています。
こうした企業不祥事発覚の発端の80%以上が「内部告発」であることはすでに定説となっています。かつての日本の企業社会では、裏切り行為としてネガティブに捉えられていた時期があった「内部告発」は現在は不正を正すコンプライアンス強化の切り札として、まさしく企業社会に警鐘を鳴らす「ホイッスルブロワー」として奨励されるべき勇気ある行為として認識されています。
2006年に制定された内部告発者を保護する「公益通報者保護法」も、保護対象者の退職者・役員への拡大、大企業の通報制度設置義務、通報対象事実の拡大と要件緩和等が検討されています。
本セミナーは三部構成で、内部告発の実情、意義から、事例、内部通報制度の基礎知識、対応のポイントまでをトータルに学び、内部告発と危機管理の基礎知識を習得する専門講座です。
危機管理の基礎、実務教育の一環としてご参加下さいますようご案内申し上げます。
講師
[奥山 俊宏]
朝日新聞 編集委員
1966年岡山県生まれ。1989年、東京大学工学部卒、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部などを経て特別報道部。
著書『秘密解除 ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店、2016年7月)で第21回司馬遼太郎賞(2017年度)を受賞。同書に加え、福島第一原発事故やパナマ文書の報道も含め、日本記者クラブ賞(2018年度)を受賞。
2011年より「ICIJ」(国際調査報道ジャーナリスト連合)メンバー。パナマ文書、ルクセンブルグ文書など租税回避地に関する秘密文書の解析、報道に参加。
著書に『パラダイス文書 連鎖する内部告発、パナマ文書を経て「調査報道」がいま暴く』(朝日新聞出版)、『内部告発の力 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社)、『ルポ 東京電力 原発危機1カ月』(朝日新書)他がある。共著に『偽装請負』(朝日新書)、『ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか』(同)、『検証 東電テレビ会議』(朝日新聞出版)など。
[呉 慶和]
PR総研客員研究員、工学院大学大学院システムデザイン専攻講師
東京理科大学理学部応用化学科卒。理想科学工業、日本カラーデザイン研究所、トータルメディア開発研究所、日本アプライドリサーチ研究所経営・マーケティング開発室取締役主幹研究員を経て現在、株式会社ドゥリサーチ研究所主幹研究員データストラテジスト、工学院大学大学院システムデザイン専攻講師。
専門分野は「調査」「ブランド開発」「ブランドメッセージ開発」「ブランドVpI開発」。
著書に『再入門利益が上がる「市場調査」のやり方』。マーケティングサイエンス学会、オペレーションリサーチ学会、各会員。
[篠崎 良一]
PR総研主席研究員、広報の学校学校長、危機管理広報コンサルタント
早稲田大学第一文学部社会学専攻卒。出版社(日本実業出版社、ローリングストーンジャパン)を経て、共同ピーアール㈱入社。取締役副社長を経て現職。2003年5月『広報の学校』を開校。2013年1月『PR総研』を設立。企業・団体の広報・危機管理コンサルティング、広報・危機管理研修担当。
危機管理では欠陥商品、リコール、企業不祥事、訴訟問題、企業機密・個人情報漏洩、内部告発、差別・人権問題等、数多くの危機管理実務、クライシスコミュニケーションのコンサルティングを実施。(クライシス)メディアトレーニング、マニュアル制作、危機管理調査も担当。
著書に『入門メディアトレーニング』(アニモ出版)、『実践企業広報マニュアル』、『会社を守る!もしものときのメディア対応策』(共にインデックス・コミュニケーションズ)、『広報・PR概説』(共著、同友館)、『広報・PR実践』(共著、同友館)、『パブリックコミュニケーションの世界』(共著、北樹出版)他がある。(社)日本PR協会認定『PRプランナー』試験委員。
会場
広報の学校 銀座教室(共同ピーアール株式会社 研修室)
東京都中央区銀座7-2-22 DOWAビル3F
定員
35名
受講料
3万円 (消費税、レジュメ・資料代含む)
申し込み
受講申込書にご記入の上、FAXでお申し込みください。
FAX送付先
0120-653-545
広報の学校 『内部告発セミナー』係
締め切り
4月22日(月)必着
※お申し込み順、定員になり次第締切りとさせて頂きます。
受講料支払方法
下記の口座にお振込み下さい。(振込期限:2019年5月31日)
みずほ銀行(0001) 八重洲口支店(026) 普通預金 口座番号:2677982
口座名義 : 共同ピーアール株式会社セミナー口
口座カナ : キョウドウピーアール(カ)セミナーグチ
※当日現金でのお支払いも可能です。(申込書通信欄にご記入ください。領収書を発行いたします)
※お申し込みが少数の場合、実施しないこともございます。(受講料は返金いたします)
※受講をキャンセルされる場合は前日までにご連絡ください。ご連絡がない場合、受講料の返却はできかねます。
【お問い合わせ先】
共同ピーアール株式会社 広報の学校 事務局 大八木、篠崎、上瀧
TEL: 03-3571-5179
FAX:0120-653-545
e-mail: kohonogakkou@kyodo-pr.co.jp
添付PDF
本セミナーのご案内 [955 KB]
カリキュラム
No | テーマ | 内容 |
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1 | メディアと内部告発 | パナマ文書/メディアと内部告発の社会的意義/調査報道/内部告発を受けた記者・編集者の判断/裏付け取材/告発者のリスク/取材源秘匿/告発から報道までのプロセス、手順/メディアの態勢/公益通報者保護制度 |
2 | 調査結果から見える内部告発意識の変化 | 内部告発に関する3回の調査結果(2003年、2013年、2018年)から見える内部告発への意識変化を報告 |
3 | 内部告発研究 | 内部告発社会化の背景・トレンド/公益通報者保護制度の概要/海外の保護制度/内部告発事例研究/企業の内部通報制度 他 |